人財育成の極意5|飲みニケーション
人財育成は多種多様な方法がある!
人財育成は「ひと」を相手にするので、『これっ!』という決まった形はありません。
僕が実際に店舗責任者を10人排出に成功した方法が『飲みニケーション』です。
当時、店長をしていた銀座の街では22時を過ぎると飲食店のほとんどが閉店してしまい飲みに行くことが出来ません。
そこで閉店作業が終わってから、そのまま店舗で酒盛りをしていました。
実はこの酒盛りが『人財育成』に効果テキメン!
その詳細がこちら↓↓
- 美味しさの勉強
- 料理技術の向上
- 原価の考え方
- 雑談の活用方法
これだけ聞いても分からないと思うので下記で詳しく解説します。
◆美味しさの勉強
基本的に作るのは僕がやります。
なぜなら、美味しさを知ってもらうことが非常に重要なので。
本物を知らない人は本物を作ることはできません。
だから知る必要があるのですが、実際に一流のレストランに勉強いくといってもそれなりの金額がかかるし、行き慣れてないと行けるものでもありません。
だからこその環境づくりとして、この場が重要になります。
◆料理技術の向上
とはいえ、実際に作って食べてもらって評価してもらうことが、料理人の基本中の基本です。
ましてや、営業に対してのリスクは何もないので、若手にしてみれば大いなるチャンス!
味は知っているので、イメージはできているし、しっかりと教えてあげながら作ることができるので、環境としては最高です。
少しずつ、見てあげる回数を減らしながら最終的には全部を1人でできるようにしていきます。
◆原価の考え方
営業用の仕入れとは別でポケットマネーでお酒も食財も仕入れてきます。
それにプラスして、営業用の食財の端材は基本的には破棄するものなので、これを活用します。
つまり、仕入れ代がかからない。
これと比較対照するのが、実際に外食した場合の支払い金額です。
美味しさに対しての原価と支払い金額とのバランスや価値について共有することで、自分たちが提供するものに対しての価値や価格を醸成します。
つまり、しっかりと『お客様目線』と『提供者目線』の両方から正しい判断をできるようになります。
◆雑談の活用方法
信頼をつくる上で大切なことが『お互いを知る』ということですよね。
そこで効果的なのが、相手の過去を教えてもらうことです。
・部活は何をやっていた?
・小学校のとき、こういう遊びしなかった?
など、ちょっとしたことを聞くところから始まって、興味関心をいただきながら、聞いてあげる。
時には自分の話も少しだけしながら、基本的には質問して話を聞くことに徹するイメージが大事です。
人は話を聞いてもらうことで、認めてもらえてる、と思います。
ましてや、自分の過去に興味を持ってくれている、共有してもらっていることは、大きな信用・信頼につながります。
そうすることで、業務中のコミュニケーションがすごくスムーズにいくようになります。
単なる雑談をするのではなくて、意図的に話の内容を提供して欲しい答えを導き出すことが大切です。
もちろん、相手からの信頼を得られるだけでなく、相手への想い・仲間意識が自分の中でも醸成されていくので、これも大事なことです。
いかがでしたか?
夜の酒盛りだとしても、貴重な時間ですよね。
しかも、お金も発生するので有効活用したい。
そう考えると、とても有意義なものになるので、おすすめです!
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