人財育成の極意1|人財育成の本質

人財育成の悩みは誰のため?
よく人財育成のお悩みを聞きます。
僕も会社員時代はトレーナーのトレーナーをやっていたので各店の店長から相談を受けることが
多々ありました。
あなたもこんなこと思ったことありませんか?
こんな声をよく聞いてました。
これはとても危険な状態です。
とはいえ、誰がいいとか悪いとかの話しではありませんよ。
これはただ単に育成の本質が分かっていないからです。
例えば、赤ちゃんを想像してみてください。
言葉は通じないのにたった2年間でしゃべるし立って歩けるようになりますよね。
小学校に上がるまでの6年間をみてもどれだけの成長をしてますか?
その過程で親が何かを教えるっていくつありますか?
これよく考えてみると実はそんなに多くないんですよね。
それ以上に、子ども自身が好奇心を持って何かに興味を持っているからこそ自ら学んでいることの方が圧倒的に多い。
それなのに、僕自身も含めてですがあれやれコレやれと言ってますよね。
それで子どものやる気を削いだり固定観念を植え付けてしまい創造性を阻害している。
これは人財育成でも全く同じことがされているんです。
人財育成の本質とは?
では、この本質がどこにあると思いますか?
何をどうすることが重要だと思いますか?
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答えは「自分自身を理解すること」です。
トレーナー自身が自分のことを正確に分かっていないから自分の固定観念を押し付けるだけなんです。
もっと簡単に言うと自分を棚に上げておいてトレーニーに対してイチャモンつけてるってこと。
そんなことされて喜んでその人の話を聞きたいと思いますか?
これが親子だったら「愛情」「血のつながり」「生活」ということが理由で聞かざるを得ない状況になっているからこそ成立していますが、店舗や会社であればそこまでのつながりはありません。
だから、人が育たない。
いや、育たない環境をトレーナーが作ってる。
これを勘違いしてる人が正直とても多いと思います。
悪い例で言うと「朝礼」時とか会議の冒頭などもそうですが、いきなり説教から入る人いますよね。
これは完全にアウトです。
この組織やチームは必ず衰退します。
朝でも会議でも何でもそうですが、何かしらの「最初」は誰にとってもリセットされた状態だったり、緊張感を持って臨んでいたりこういう状態で参加してますよね。
それにも関わらず、スタート時点から叱責で始めると、どの場面よりも最も人が萎縮する状態になります。
目的は何か?
チーム力を上げるとか会議後に参加者がプラスのものを持ち帰ってそれぞれで結果を出すことですよね。
それにも関わらず、逆効果になることをわざわざする必要性はどこにもありません。
これは家庭でもそうですよね。
前日に何かあったとしても、朝起きて顔を合わせたら
「おはよう!」
と言い合えれば最高ですけど、朝からあーでもないこーでもない、と挨拶なしでいきなり言われたら気分が悪い。
これもすべて、自分の心が整っていないからなんです。
とはいえ、自分が悪いと言いたいのではありませんよ。
重要なのは「自分を知ること」
「自分のことを知る」
これが人財育成では最も重要なことです。
それではここでいきなりワークをします!
*10個教えてください。
*10個教えてください。
これにすぐに答えられますか?
答えられる人は人財育成が得意なはずです。
答えられない場合が多いと思いますが、このように自分のことを把握してないからこそトレーニーのことを把握できません。
把握できないと、どう伝えたら良いか分からない。
最適なトレーニング方法を見つけることができない。
だから、人が育たないんです。
そして、自分のやり方・価値観をただ単に押し付けてるだけだから、トレーニーを批判することしかできない。
これが理解できれば人財育成は決して難しいものではありません。
このワークができたら、次に「苦手・短所」をポジティブに変換してください。
すると、得意や強みが倍になっていますよね。
これが重要なポイントです。
あなたのトレーニーについても、それぞれをやってみて、ポジティブ要素だけをできるだけ多く集めてください。
そして、それを伝えてあげてください。
また、育成計画でもポジティブなことにのみフォーカスをして設計すること、活用時も同じようにすること。
これで、環境は一変します。
必ずやってくださいね!
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