鶏もも肉の照り焼き
世界が認める日本の味「テリヤキ」!
どうも!プロの料理人かじけんです!
今回は「鶏もも肉の照り焼き」を紹介します!
本来の照り焼きは、魚介類や肉類などを調味料をつけて、ツヤよく焼き上げたもので、和食では「つけ焼き」と言っています。
作り方は、材料を七分ほど素焼きにしてから、照り醤油をかけたり、刷毛(はけ)で塗ったりしながら仕上げていきます。
ただ、これを家庭でやるのはとても難しいし、時間がかかります。
また、世界的にも「テリヤキ」味は、テリヤキソースが販売されているくらいメジャーなんです。もちろん、われわれ日本人にとっても大好きな味ですよね。これでご飯が何杯食べられることか!笑
そこで、家庭でも簡単に、そして、手軽にできて、さらに美味しいレシピをご紹介しますので
材料の一覧
・鶏もも肉:3枚
・塩:適量
・酒:大さじ3
・みりん:大さじ6
・醤油:大さじ3
【以下は2人前の分量です】
・鶏もも肉:1枚
・塩:適量
・酒:大さじ1
・みりん:大さじ2
・醤油:大さじ1
それでは一緒に作りましょう!
1.鶏もも肉の下ごしらえをする
※肉の厚さが均一になるように、厚みのある部位に切り込みを入れて拡げる
※焼いた時に皮が縮まないように、皮目に包丁の先端を20箇所ほど差し込む
※塩を両面に振る(鶏肉1枚、両面それぞれにひとつまみ程度)
2.フライパンを強火にかけ、熱々にした状態に鶏肉を皮目から入れる
※皮目全体がしっかりとフライパンに当たるように菜箸などで押し付ける
※皮目にキレイに焦げ目がついたらひっくり返す
3.身の方を焼きながら味をつけていく(中火)
※肉をひっくり返したら、すぐに酒とみりんを入れる
※フライパンについた焦げは旨みなので、木べらなどでこそげとる
4.1〜2分で身がふっくらしてきたら、醤油を入れる
※フライパンを揺すりながら全体に均一に火が入るようにする
5.沸騰してきたら、さらに1分タレとともに焼き、その後、肉を取り出す
6.そのままタレを詰めていく
※とろみがついてきたらタレの完成
7.肉を適度な大きさに切り、さらに盛り付けたら、肉の上からタレをかけて完成!
ポイントのおさらい
今回のポイントは3つ。
1つめは、肉の下ごしらえ。
特に、肉の厚さを均一にすることは時短にも美味しさにも直結するので、多少面倒かもしれませんが、必ずやってください。それと、皮目に包丁を入れることも重要で、やらないと皮目のパリパリ感がまばらに出来上がる可能性が高くなります。
2つめは、調味料の順番。
最初に醤油を入れると、浸透圧の影響で肉が硬くなります。また、醤油の塩気が強いお肉の仕上がりになってしまいます。
酒、みりんから入れることで、アルコールをとばすという目的もありますし、それ以上に肉がふっくらと仕上がります。
なので、この順番はとても大切です。
3つめは、フライパンから肉を取り出すタイミング。
先ほどの浸透圧もそうですし、火を入れ続けることで肉自体にストレスをかけていると、これも肉を硬くする原因です。
一度火を入れると、「余熱」が生まれます。つまり、火にかけていなくても肉自体に火が入り続けます。
この原理を利用して、醤油を入れたら1分だけ火にかけて、肉は取り出します。もちろん、しっかりと肉に火が入っているか確認をしてくださいね。
ちなみに、肉を切らずに火が入っているかを確認する方法があります。それは、肉の真ん中を指で押すこと。これはプロは必ずやります。
押してみて、柔らかいとまだ火が入っていません。逆に反発するような張りがあるよう感触であれば火が入っています。
4つめは、タレの仕上げ方。
肉を取り出した後に、タレの仕上げをしますが、目安になるのが泡の大きさです。水分が抜けてくると泡が大きくなります。
そして、最後の方はワァ〜っと一気に上に泡が上がってきます。ここまできたら完成です。冷めると思いの外、とろみが強いタレに仕上がっています。
いかがでしたか?
一度作れば、失敗知らずになるほど、簡単だと思います。
だけど、本当に美味しく仕上がりますので、ぜひ挑戦してくださいね!
それと、仮に仕上がってから肉に十分に火が入っていないことが判明した場合は、お皿に入れてラップをして電子レンジで温めてください。
この時、タレは別にしておいてください。一緒にやると、タレが焦げる可能性がありますので。
ワット数も500ぐらいが良いですし、時間も30秒ずつにして様子を見ながらやることをお勧めします。
このレシピで
「あなたが少しでも楽になること」
「あなたの大切な人が笑顔になること」
「みんなが健康になること」
心から祈ってます!
小中学生3人の子どもがいる5人家族の分量です